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2024.2.8 歯ブラシの種類と選び方のポイント

あなたはどのように歯ブラシを選んでいますか?

売り場には沢山の種類があり、どの歯ブラシを選んだらいいかわからなくなるかもしれません。

実は、同じように磨いていても、それぞれの歯ブラシの持ち方や力の入れ方、歯並びや歯ぐきの状態によって効果的に磨けていないことがあります。

そのような個々の状況にあわせた歯ブラシを選ぶことで、弱点をフォローすることができる場合があります。

今日はどのように歯ブラシを選んだら良いか、その特徴についてお話していきます。

目次

◯歯ブラシとは
 ◆歯ブラシの部位の名称
 ◆「ヘッド」について
 ◆「ハンドル」について
 ◆「ネック」について
◯電動歯ブラシとは
◯歯間ブラシとは
◯タフトブラシとは
◯まとめ

◯歯ブラシとは

歯ブラシは、歯を磨くための道具です。

通常は手に持って使います。

歯ブラシを使うことによって、歯の汚れを取り除き、口の中を清潔に保つことができます。

最も一般的な歯ブラシに加え、その仲間として電動歯ブラシ、タフトブラシ、歯間ブラシがあります。

歯ブラシにはさまざまな種類があり、毛の硬さや形状も異なります。

◆歯ブラシの部位の名称

歯ブラシは毛の生えている部分を「ヘッド」、持ち手を「ハンドル」、その2つをつなぐつなぐ部分を「ネック」と呼びます。

各部位ごとにどんな違いがあるかお話していきます。

◆「ヘッド」について

歯ブラシのヘッドはコンパクトなものや大きいもの、薄いものなど大きさが様々です。薄くてコンパクトなものの方が狭いところに届き、小回りがききますが、歯ぐきが下がっていて歯の長さが長くなっている場合、小さなヘッドだと何度も往復して磨かなければならず、効率が悪い場合もあります。

ご自身の歯の大きさや口の大きさに合わせて選びましょう。

・毛の硬さ

「かため」「ふつう」「やわらかめ」があります。

基本的には「ふつう」がおすすめですが、歯肉が腫れて炎症があったり、歯肉の手術の後には「やわらかめ」をおすすめすることがあります。

歯ブラシの毛はやわらかいとよくしなるためしっかり汚れを落としづらくなりますが、硬いと歯や歯肉を傷つけるおそれがあります。

力をかけることが難しい方にはかための歯ブラシをおすすめすることがあります。

・毛の密度について

歯ブラシの毛は密度が高いほうがよく磨けますが、密度が高すぎると乾燥しにくく、清潔を保ちづらくなる場合があります。

・毛先の形や植毛部分の形

歯ブラシの毛先はカットされたままのものや、ラウンド状に加工されているもの、テーパー状に先細りになっているものなど様々です。

また、植毛された毛が平らに並んでいるか、ギザギザの山型に並んでいるか、丸く並んでいるか、部位によって高さを変えて並んでいるかがあります。

毛先の形は歯ブラシを当てたときの当て心地に影響します。

また、毛の植わっている部分の形がフラットであれば広い平らな面を磨くのに効率はよいかもしれませんが、歯と歯の間には入りづらいです。

ギザギザの山型カットのものは、歯と歯の間には入っていきやすいかもしれませんが、平らな面を磨くのには効率が悪いかもしれません。

自分の苦手な部位を補うような毛の形を選びましょう。

◆「ハンドル」について

持ち手はその人の手の大きさに合わせたものが握りやすいです。

ペンのように持つ「ペングリップ」で磨く方は、比較的細いものが握りやすく、指の形に合わせてへこみのあるものもあります。

グーで握って持つ「パームグリップ」で磨く方は、比較的太い柄のものが握りやすいです。

子どもや手に障害のある方はパームグリップで磨くことが多いので、しっかり握れる太さのものを選びましょう。

◆「ネック」について

ネックはストレートのものや角度のついているもの、バネのついているものがあります。

角度をつけることで裏側まで回って磨きやすくなりますが、平らな面では力が強くかかることがあります。

また、バネのついているものは力を逃がすことができます。

ついつい強く磨いてしまったり、力がコントロールできない場合はネックの形を変えてみるといいかもしれません。

◯電動歯ブラシとは

音波ブラシや回転ブラシなどがありますが、歯にしっかりあたっていなければ汚れは落ちません。

手で上手に磨ける方の時短のための道具、または手に障害がありうまく動かせない方のための道具としては効果的な歯ブラシです。

◯歯間ブラシとは

歯と歯の間に入れて使う小さな棒状のブラシです。

歯と歯の間の隙間に合わせた太さがあります。

奥歯に入れやすい角度付きのものもあり、自分の歯と歯の間の隙間の状況によって使い分けます。

◯タフトブラシとは</h2>

タフトブラシは、毛束が一つで先端が細くなっており、難しい部分に当てやすい歯ブラシです。

生えかけの大人の歯や、歯が重なっている部位、矯正器具のついている部位、かぶせ物のしている部位、歯の裏側など、通常の歯ブラシが入らない部位やより丁寧に磨かなければならない場所に適しています。

しかし、毛束が一つのため、広い面を全体に磨くのには適していません。

◯まとめ

歯ブラシは用途や磨き方のクセ、口の中の状況により最も効果的なものを選ぶことが重要です。

磨けていると思っても磨けていない部位があったり、力の入れ方は無意識だったりと、専門家からの指摘を受けて初めてわかることがあります。

自分に合った歯ブラシを選び、口の中を清潔に保つことは歯の健康にとても重要です。

歯医者さんでご自身に合った歯ブラシを処方してもらいましょう。